はじめまして。エディトリアル・コンサルタントの上野です。

この度は、「あなたの強みを見つける、編集思考10日間入門講座」にご登録いただき、誠にありがとうございます。

これから10日間にわたり、私が25年以上の編集者経験を通じて体系化した「編集思考」というフレームワークのエッセンスをお届けします。この講座の目的は、単に知識を学ぶことではありません。あなた自身が、自分の中に眠る「価値」や「強み」を発見し、それを社会に伝わる形にしていくための「視点」と「技術」を手に入れることです。

情報があふれ、誰もが発信者になれる時代。私たちは日々、膨大な情報の波にさらされています。その中で、「自分ならではの価値とは何か」「その他大勢に埋もれないためにはどうすればいいか」という問いに、直面している人は多いのではないでしょうか。

かつて「編集」とは、書籍や雑誌といったメディアの世界の専門スキルでした。今は動画もその対象です。

私はこの「編集」という行為の本質を、「素材の価値を引き出し、社会に伝わる形にする技術」だと捉え直しました。この視点に立てば、編集は決して特別なスキルではありません。誰もが自分の人生やビジネスに応用できる、思考のOSです。

例えば、あなたがこれまで培ってきた経験、学んできた知識、大切にしている価値観。それらはすべて、あなただけのユニークな「素材」です。

多くの場合、それらは整理されないまま、あるいは、あなた自身が「当たり前」だと思っているがゆえに、その価値に気づかれないまま眠っています。

編集思考は、眠れる価値に光を当てる技術です。散らばった情報や経験を整理し(まとめる)、その本質的な価値を伝わる言葉や表現に磨き上げ(みがく)、それを本当に必要としている人に届ける設計をする(つなげる)。この3つのプロセスを通じて、あなたという存在は、社会にとって唯一無二のブランドへと変わっていきます。この10日間は、あなたにとって「自分探しの旅」とは少し違うものになるかもしれません。強みは「探す」ものではなく、自分の中にある素材を「編集する」ことで「見つかる」ものだからです。

私自身、編集者として数え切れないほどの著者や経営者と向き合い、彼らの内に秘めた才能や情熱を、一冊の本や一つの事業という形に「編集」するお手伝いをしてきました。その経験から断言できるのは、価値のない人など一人もいない、ということです。

ただ、その価値を「編集」する方法を知らないだけなのです。この講座を通じて、ぜひ「編集者の目」をインストールしてください。世界が、そして何よりあなた自身のことが、昨日までとはまったく違って見えてくるはずです。明日から、具体的な思考の技術についてお話ししていきます。どうぞ、よろしくお願いします。